ドライカートリッジの準備
MiSeq i100 Plusシステムの消耗品は、室温で配送および保管されます。融解は必要ありません。ライブラリーをドライカートリッジにロードする前に、ライブラリーを希釈し、必要に応じてPhiXを添加します。ライブラリーは装置上で自動的に変性されます。
常に品質管理(QC)を行い、ライブラリーのローディング濃度を最適化します。
ライブラリーの希釈
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1.
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ウェットカートリッジのホイルパッケージをはさみで切り開き、RSBチューブとKLDチューブを取り出します。これらのチューブを脇に置きます。 |
ウェットカートリッジは、ロードする直前までホイルパッケージに入れたままにしておきます。ウェットカートリッジは、ホイルパッケージの開封後4時間以内に使用する必要があります。
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2.
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Resuspension Buffer(RSB)を使用して、ライブラリーを最終ローディング濃度の10培濃度に希釈します。 |
例:最終ローディング濃度が100 pMの場合は、1 nMに希釈します。
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3.
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最大の設定で3秒間ボルテックスしてから、軽く遠心します。 |
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4.
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(オプション)PhiXを次のように添加します。 |
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a.
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PhiXをRSBで最終ローディング濃度の6培濃度に希釈します。 |
例:最終ローディング濃度が100 pMの場合は、PhiXを0.6 nMに希釈します。
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b.
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この希釈液1 uLを、10倍ローディング濃度のライブラリー混合液に添加します。 |
これにより、PhiXの添加率は約2%になります。実際のパーセンテージはライブラリーの品質と量によって異なります。
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5.
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新しい1.5 mLマイクロチューブで次の分量を混合し、ライブラリーを最終ローディング濃度に希釈します。 |
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10倍ローディング濃度のライブラリー(30 µL) |
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6.
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最大の設定で3秒間ボルテックスしてから、軽く遠心します。 |
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7.
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使用準備ができるまで、混合液を氷の上に置いておきます。 |
希釈済みライブラリー溶液は、氷上または4℃で保管した場合、最長6時間安定性が保たれます。
ライブラリーのロード
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1.
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コンタミネーションを防ぐため、新しいパウダーフリーの手袋を着用します。 |
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2.
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ドライカートリッジのホイルパッケージをはさみで切り開きます。 |
ドライカートリッジは、ホイルパッケージの開封後4時間以内に使用してください。
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3.
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パッケージからドライカートリッジを取り出します。 |
フローセルに触れないように、ドライカートリッジの側面を持ちます。
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5.
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清潔なピペットチップを使用して、「Library」と表記された試薬ウェルを覆っているホイルシールに穴を開けます。 |
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6.
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250 µLの希釈済みライブラリー溶液をドライカートリッジの「Library」ウェルにピペットで注入します。 |
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7.
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(オプション)カスタムプライマーをドライカートリッジの適切なポートにピペットで注入します。「カスタムプライマー」を参照してください。 |