ベースコーリング

ベースコーリングは、特定のサイクルで所定タイルのすべてのクラスターに対する塩基(A、C、GまたはT)を決定します。iSeq 100は1色法シーケンスを用いており、4塩基のデータをエンコードするために1種類の色素と2つのイメージを必要とします。

1番目のイメージから抽出したシグナル強度を2番目のイメージと比較することで4つの異なる集団に分類でき、各集団は1つのヌクレオチドにそれぞれ対応します。ベースコーリングにより、各クラスターが属する集団を決定します。

クラスターから抽出したシグナル強度の可視化

1色法シーケンスのベースコール

塩基

1番目のイメージの色素

2番目のイメージの色素

比較したイメージの結果

T

On

On

両方のイメージでシグナル強度を示すクラスターはT塩基

A

On

Off

1番目のイメージのみでシグナル強度を示すクラスターはA塩基

C

Off

On

2番目のイメージのみでシグナル強度を示すクラスターはC塩基

G

Off

Off

どちらのイメージでもシグナル強度を示さないクラスターはG塩基