フローセルとライブラリーの準備
フローセルとライブラリーをカートリッジにロードする前に、フローセルを室温に戻し、ライブラリーを希釈して、必要に応じてPhiXを添加します。ライブラリーは装置内で自動的に変性されます。
以下の希釈方法が、装置でサポートされている二本鎖イルミナライブラリーに適用されます。常にライブラリーのQCを行い、使用するライブラリーのローディング濃度を最適化し、二本鎖ライブラリーを生成するノーマライゼーション法を採用してください。一本鎖ライブラリーを生成するBead-based normalization法は装置上での変性に対応していません。
| 1. | フローセルを次のように準備します。 |
| a. | 2℃~8℃の保管庫から新しいフローセルを取り出します。 |
| b. | 未開封のパッケージを室温で10~15分間放置します。 |
| 2. | -25℃~-15℃の保管庫から |
| 3. | (オプション)-25℃~-15℃の保管庫から10 nM PhiX |
PhiXが必要となるのは、オプションで添加する場合
| 4. | RSBと |
| 5. | 低吸着マイクロ遠心チューブにRSBを加えてライブラリーを希釈し、以下の量の1 nMライブラリーを調製します。 |
|
ライブラリータイプ |
1 nMライブラリー量(µL)* |
|---|---|
|
100% PhiX(PhiXのみのランの場合) |
12 |
|
AmpliSeq Library PLUS for Illumina |
7 |
|
Illumina DNA Prep |
12 |
|
Illumina DNA Prep with Enrichment |
10 |
|
Nextera XT DNA |
20 |
|
TruSeq DNA Nano |
20 |
|
TruSeq DNA PCR-Free |
12 |
|
Illumina DNA PCR-Free Prep |
15 |
* これらの分量には、正確なピペッティングのための余分が含まれています。
シーケンスを正常に行うため、ライブラリーを低吸着マイクロ遠心チューブで希釈する必要があります。
| 6. | 軽くボルテックスして、280 × gで1分間遠心します。 |
| 7. | (オプション)1 nMのライブラリーは-25℃~-15℃で最長1か月保管できます。 |
| 1. | 低吸着マイクロ遠心チューブで、次の量を混ぜ合わせて該当するローディング濃度に希釈した100 µLのライブラリーを調製します。 |
|
ライブラリータイプ |
ローディング濃度(pM) |
1 nMライブラリー量(µL) |
RSB量(µL) |
|---|---|---|---|
|
100% PhiX(PhiXのみのランの場合) |
100 |
10 |
90 |
|
AmpliSeq Library PLUS for Illumina |
50 |
5 |
95 |
|
Illumina DNA Prep |
100 |
10 |
90 |
|
Illumina DNA Prep with Enrichment |
75 |
7.5 |
92.5 |
|
Nextera XT DNA |
150 |
15 |
85 |
|
TruSeq DNA Nano |
150 |
15 |
85 |
|
TruSeq DNA PCR-Free |
100 |
10 |
90 |
|
Illumina DNA PCR-Free Prep |
120 |
12 |
88 |
上記の表はローディング濃度の一例です。iSeq 100はSureCell WTA 3'以外のイルミナの全ライブラリー調製キットに適合していますが、最適なローディング濃度は一定ではありません。
| 2. | 軽くボルテックスして、280 × gで1分間遠心します。 |
| 3. | 希釈したライブラリーはシーケンス開始まで氷上に置いてください。希釈した当日のうちにシーケンスを開始してください。 |
| 4. | PhiXを添加しない場合 |
PhiXは、塩基存在比のバランスが取れた、ゲノムサイズの小さな調製済みのイルミナのライブラリーです。2%のPhiXをライブラリーに添加することで、追加のメトリクスが得られます。多様性の低いライブラリーについては、塩基の多様性を増加させるために10%の添加を用いることが推奨されます。
追加のメトリクスを得るという目的では1%程度の低い割合の添加でも効果的ですが、その場合はピペット操作が困難になります。
| 1. |
|
| • | 10 nM PhiX(5 µL) |
| • | RSB(45 µL) |
| 2. | 軽くボルテックスして、280 × gで1分間遠心します。 |
| 3. | (オプション)1 nMのPhiXは-25℃~-15℃で最長1か月保管できます。 |
| 4. | 低吸着マイクロ遠心チューブに1 nMのPhiXとRSBを加えて、ライブラリーと同じローディング濃度に希釈した100 µLのPhiXを調製します。 |
例:
|
PhiXローディング濃度(pM) |
1 nM PhiX量(µL) |
RSB量(µL) |
|---|---|---|
|
25 |
2.5 |
97.5 |
|
50 |
5 |
95 |
|
70 |
7 |
93 |
|
80 |
8 |
92 |
|
100 |
10 |
90 |
|
115 |
11.5 |
88.5 |
|
200 |
20 |
80 |
| 5. | PhiXとライブラリーの混合: |
| • | 2%添加を行うには、2 µLの希釈したPhiXを100 µLの希釈したライブラリーに添加します。 |
| • | 10%添加を行うには、10 µLの希釈したPhiXを100 µLの希釈したライブラリーに添加します。 |
実際のPhiXの割合はライブラリーのクオリティと量により異なります。
| 6. | 軽くボルテックスして、280 × gで1分間遠心します。 |
| 7. | PhiXを添加したライブラリーを氷上に置いておきます。 |
