カスタムプライマー
「ランの設定」に記載されているランセットアップの手順に従います。Illumina iSeq 100システムで実行するランにカスタムプライマーを使用する場合は、ランセットアップ時に次の3つの追加ステップを行う必要があります。
• | iSeq 100をManualランモードに設定し、カスタムプライマーの設定を有効にします。 |
• | ランセットアップ中にコントロールソフトウェアでカスタムプライマーを選択します。 |
• | 適切な量の各カスタムプライマーを調製し、プレランチェックが完了した後に各カスタムプライマーをカートリッジのライブラリーリザーバーに添加します。 |
カスタムプライマーをiSeq 100 i1 Reagent v2 kitsと組み合わせて使用するには、iSeq 100 Control Softwareをv3.0以降にアップデートしてインストールします。イルミナサポートセンターのiSeq 100システムサポートページでは追加のリソースを提供しています。
iSeq 100では、2つのカスタムリードプライマーと2つのカスタムインデックスプライマーの組み合わせを使用できます。各プライマーをライブラリーリザーバーに別々にロードします。
使用するライブラリー調製キットによっては、イルミナプライマー混合液を使用しなければならない場合があります。詳細については、「VP10およびVP14カスタムプライマー」を参照してください。
イルミナでは、カスタムプライマーの性能または互換性を保証することはできません。カスタムプライマーが iSeq 100システムでのシーケンスに適しているかどうかを検証するのはお客様の責任となります。
カスタムプライマーを有効にするには、iSeq 100 Control Softwareをv3.0以降にアップデートしてインストールします。iSeq 100をManualランモードに設定する必要があります。Local Run Managerはカスタムプライマーに対応していません。詳細については、「シーケンスランの設定(Manualモード)」を参照してください。
1. | コントロールソフトウェアメニューから[System Settings]を選択します。 |
2. | [Customization]タブを選択します。 |
3. | [Enable custom primers]を選択します。 |
4. | [Save]を選択してから[Exit]を選択します。 |
ランセットアップ中にカスタムプライマーを選択した場合は、試薬がライブラリーリザーバーから採取されます。シーケンスランの実行中、イルミナプライマーはリードまたはインデックスに使用されません。イルミナプライマーとは、試薬カートリッジのウェルに最初から入っているプライマーを指します。
イルミナプライマーがRead 1または Read 2に使用されていない場合、オプションのPhiXコントロールはシーケンスされません。
PhiXはインデックス付けされていませんが、インデックスリード中にシーケンスデータは提供されます。PhiXコントロールからのシーケンスデータは、どのインデックスプライマーを使用しているかにかかわらず、インデックスリード中に生成されません。